大阪医科薬科大学 看護学部の学校推薦型選抜(公募推薦)における「小論文Ⅰ」について
こんにちは、高槻市にある医療看護系学部専門 個別指導のメディカルスマートです。
大阪医科薬科大学 看護学部の学校推薦型選抜(公募推薦)における「小論文Ⅰ」は、250点満点中200点を占める最重要科目です。調査書(50点)や面接と比べても配点比率が極めて高く、この小論文Ⅰの出来が合否に直結します。
公式の出題仕様・過去の出題傾向、および試験本番に向けた実践的な対策法を整理しました。
1. 「小論文Ⅰ」の出題形式と特徴
- 試験時間: 90分
- 配点: 200点(全体の80%)
- 形式: 英文資料を読解し、日本語で設問に答える(論述する)形式
出題の構造
一般的な英語試験(記号選択や文法問題)ではなく、「英語長文読解」と「小論文(現代文記述・意見論述)」が融合した総合問題です。通常、大問1つの英文に対して複数の小問が設定されます。
- 内容理解・要約設問: 本文中の下線部や指定された段落の趣旨を、日本語でまとめる問題(短〜中字数の説明記述)
- 意見論述(小論文)設問: 英文のテーマ(筆者の主張や問題提起)を踏まえ、自身の考えや看護・医療従事者としての視点を日本語で論述する問題(数百字程度の小論文)
英文のテーマ・難易度
- テーマ傾向: 医療、ケア、生命倫理、コミュニケーション、患者と家族の心理、共感(Empathy)、多文化と健康観など、「看護・医療・人間理解」に直結する論説文やエッセイが中心です。
- 英語難易度: 共通テストレベル〜標準的な私大・国公立大レベル。難解な医学専門用語ばかりが並ぶわけではありませんが、医療・福祉・心理に関わる基本英単語や、抽象度の高い論説文を素早く正確に読み解く力が求められます。
2. 求められる3つの評価基準
- 正確な英文読解力・論理把握力辞書なしで英文の骨子(主張・対比・具体例)を正確に読み取り、誤読せずに日本語で説明できるか。
- 問いに対する適切な要約・記述力設問で「何を問われているか」を的確に捉え、英文中の根拠となる箇所を抜き出し、指定字数内で過不足なく日本語として自然にまとめる力。
- 看護を目指す者としての思考力・倫理観英文を単に日本語に直すだけでなく、その背景にある医療・社会課題を受け止め、「看護師としてどう向き合うべきか」という論理的な私見を構築できるか。
3. 本番での時間配分(90分の使い方目安)
90分という時間は、英文読解と複数問の記述・小論文作成を行うにはタイトです。
- 00〜35分(約35分): 英文の精読・段落ごとの要点整理(パラグラフリーディング)
- 35〜55分(約20分): 読解系・要約系の設問への解答(下書き〜清書)
- 55〜85分(約30分): 意見論述(小論文)の構成メモ作成・執筆
- 85〜90分(約05分): 誤字脱字、語尾の統一(「だ・である」調)、字数制限の最終見直し
4. 11月23日に向けた直前対策ステップ
残り期間で得点力を最大化するための優先順位は以下の通りです。
① 医療・心理系の重要英単語・背景知識の整理
patient, empathy, symptom, chronic, treatment, dignity, consent, ethics といった医療・看護頻出の英単語や、インフォームド・コンセント、終末期医療、地域包括ケアといった頻出医療テーマの基本概念を日本語と英語の両面で頭に入れておきます。背景知識があると読解速度が格段に上がります。
② 過去問演習による「英文和訳」から「要約記述」への脱皮
過去問を解く際は、逐語訳(一文ずつの直訳)にとどまらず、「この段落で筆者が言いたい核心は何か」を日本語1〜2文で言語化する練習を繰り返してください。大学側が求めているのは英語力そのもの以上に「正確な情報抽出・要約力」です。
③ 意見論述の「型(フレームワーク)」の確立
最終設問の意見論述で時間を浪費しないよう、答案構成の型を身体に染み込ませます。
- 第1段落(主張): 筆者の意見に対する立場(賛成・共感・課題提示など)
- 第2段落(理由・背景): なぜそう考えるのか、医療現場や社会の実情を踏まえた理由
- 第3段落(具体例・看護的視点): 具体的な状況(看護師と患者の関わりなど)での実践例
- 第4段落(結論): 看護職を目指す者としての今後の姿勢・結び
④ 第三者による添削と「書き直し」の徹底
小論文Ⅰは自己採点が最も難しい形式です。「自分の頭の中では分かっているが、採点者に伝わらない日本語になっていないか」「英文の解釈にズレがないか」を客観的に指摘してもらい、添削された答案を必ずもう一度最初から書き直す(リライトする)作業が最も実力を伸ばします。








