2026.07.21
神戸大学 医学部 保健学科の推薦について
神戸大学医学部保健学科の推薦・AO系入試は、主に共通テストを課さない総合型選抜「志(こころざし)特別選抜」として実施されています。
枠数、倍率、難易度、出願条件、選抜科目などを詳しく解説します。
目次
1. 推薦枠(募集人員)
保健学科全体で20名程度の枠が用意されています。専攻ごとの内訳は以下の通りです。
| 専攻 | 募集人員 |
| 看護学専攻 | 約7名 |
| 検査技術科学専攻 | 約5名 |
| 理学療法学専攻 | 約3〜5名 |
| 作業療法学専攻 | 約3〜5名 |
いずれの専攻も枠数が数名程度と限られているため、少人数精鋭の狭き門となっています。
2. 倍率と難易度
■ 倍率
- 全体傾向:例年 2.0倍 〜 4.0倍程度(年度や専攻によって変動)
- 募集枠が少ないため、数名の志願者増減で倍率が大きく変動します。国公立の保健系学科の中でも人気が高く、実質的な競争は非常に活発です。
■ 難易度:【難関】
- 評定要件:出願時点で評定平均 4.0以上 が必須です。
- 試験内容の難しさ:大学入学共通テストは免除(不課)されますが、共通テストがない分、独自の「模擬講義+レポート」「総合問題」「プレゼン・口頭試問」などのハードルが極めて高くなっています。丸暗記の知識ではなく、医療に対する深い関心、高度な論理的思考力、その場での課題解決能力が厳しく問われます。
3. 出願条件(評定平均・履修科目)
すべての専攻で「合格した場合は確約できること」「全体の学習成績の状況(評定平均)が 4.0以上 であること」が出願資格となっています。さらに専攻によって以下の追加要件があります。
- 看護学専攻:評定平均 4.0以上
- 検査技術科学専攻:評定平均 4.0以上 + 数学(Ⅱ・Ⅲ・A・B・C)および理科2科目(物理・化学・生物から2科目)を履修していること
- 理学療法学専攻:評定平均 4.0以上 + 理科2科目を履修し、理科の評定平均が4.0以上であること
- 作業療法学専攻:評定平均 4.0以上
4. 選抜方法・試験科目
選抜は「第1次選抜」と「第2次選抜」の2段階で行われます。
【第1次選抜】
- 書類審査(志望理由書、活動報告書、調査書など)
- 模擬講義・レポート作成
- 大学の講義を受け、その場で提示された課題について思考・分析し、レポートにまとめる試験です。
- 総合問題(筆記)
- 専門分野に関連する基礎学力(数学、理科、英語などの総合的思考力・表現力)を問う筆記問題です。
【第2次選抜】(第1次合格者のみ)
専攻ごとに適性を評価する多様な試験が実施されます。
- 看護学専攻:課題提示・発表資料作成・プレゼンテーション、面接
- 検査技術科学専攻:課題提示・プレゼンテーション、面接・口頭試問
- 理学療法学専攻:口頭試問、面接
- 作業療法学専攻:模擬実習、面接
5. 対策のポイント
- 基礎学力と論理的文章力
- 「総合問題」や「模擬講義レポート」を攻略するため、理数系・英語の基礎学力に加え、短時間で講義の要点を整理し自分の意見を論理的に書く練習が必要です。
- 医療・保健分野への深い洞察
- 単なる憧れではなく、「なぜ神戸大学で学びたいのか」「目指す医療者像」について、近年の医療トピックを交えて具体的に語れるように準備しましょう。
- プレゼン・実習・面接対策
- 2次試験では即興での発表や口頭試問が行われます。相手に分かりやすく伝える発信力やコミュニケーション能力を日頃から鍛えておくことが重要です。


