2026.10.10
藍野大学看護学部看護学科の総合型選抜「シン・メディカル入試」二次選考について
藍野大学看護学科の総合型選抜「シン・メディカル入試」二次選考は、一般的な推薦・総合型選抜とは一線を画す「チーム医療・多職種連携(IPE)の素養」をダイレクトに見極める試験です。
二次選考の最大の特徴は、「全学科合同のグループディスカッション」と「午後の個別面接」が連動している点にあります。それぞれの傾向と実践的な対策をわかりやすく解説します。
目次
1. 入試の趣旨と二次選考の流れ
藍野大学が掲げる「シン・メディカル」とは、「多様な専門職が対話と議論を重ね、協働する中で患者中心の医療を実現していく新しい医療のあり方」を指します。
| 時間帯 | 試験内容 | 形式・対象 |
| 午前 | グループディスカッション(GD) | 全学科合同(看護・理学・作業・臨床工学・健康科学などの志望者が混在) |
| 昼休み | 昼食・休憩 | 午後の面接に向けた振り返りの重要時間 |
| 午後 | 個別面接 | 看護学科別(看護学科教員による個別面接) |
合否判定は、GD中の「行動評価」、午後の「個別面接」、事前提出の「大学入学希望理由書」「調査書」を総合して行われます。
2. グループディスカッション(GD)の傾向と対策
出題傾向と試験の性質
- 他職種志望者との合同グループ:同じグループに看護志望だけでなく、リハビリ系や臨床工学などを目指す受験生がいます。実際の医療現場(多職種チーム)の縮図です。
- テーマの性質:高度な医学知識を競うものではなく、「身近な医療・健康の課題」「地域社会の課題」「チームで優先順位を決める課題」など、全員で知恵を出し合って合意形成を目指すテーマが出題されます。
- 大学側の評価基準:
- 「議論(文脈)に沿った行動」(会話の流れを止めず、前進させられるか)
- 「コミュニケーション能力」(傾聴・受容・発信)
GDの実践対策
- 「ディベート(勝ち負け)」と勘違いしない自分の意見を無理に通そうとしたり、他人の意見を論破したりする姿勢は最もマイナス評価になります。目的は「チーム全体でより良い解決策を導くこと」です。
- 「傾聴と接続詞」を意識する他者の発言に対して「なるほど、〇〇さんの視点は看護の立場からも大切だと感じます。それに加えて〜」のように、相手の意見を受け止めてから自分の考えを重ねる発言を心がけてください。
- 無理に司会やタイムキーパーを狙わない司会をやったから合格できるわけではありません。「議論がずれたときに元に戻す」「まだ発言できていない人に優しく話を振る」「意見をまとめて確認する」など、どの立ち位置でも協働性はアピールできます。
3. 個人面接の傾向と対策
午後の個別面接は、看護学科の教員によって行われます。志望動機などの基本質問に加え、「午前のグループディスカッションの振り返り」が深く問われるのが最大の特徴です。
大学が公表している面接の評価ポイント
大学公式の募集要領では、学科別の通常評価に加え、以下の3点が明確に評価対象とされています。
- 論理的思考
- 他者の考えを尊重し、行動を変容できる柔軟性
- 自分の特徴への気づき
想定される質問と回答のポイント
- 「午前のグループディスカッションを振り返って、チームとしてどうでしたか?」
- 対策:結果(結論が出たか)だけでなく、「最初はどういう意見のズレがあったが、どうやってまとまったか」というプロセスを客観的に説明します。
- 「議論の中で、他の方の意見を聞いて自分の考えが変わった場面はありましたか?」
- 対策:ここが「柔軟性」の見せ所です。「当初自分は〜と考えていましたが、他学科(理学療法等)を目指す方の〇〇という視点を聞いて、患者さんを全体で支えるにはその視点も欠かせないと気づき、考えを修正しました」と素直に話せると非常に高評価です。
- 「ディスカッション中の自分自身の行動について、良かった点と反省点を挙げてください」
- 対策:「自分の特徴への気づき」を答える質問です。「周りの意見を聞くことに集中しすぎて、自分の意見を出すタイミングが遅れた」「緊張して最初の発言が硬くなったが、笑顔を心がけて場の雰囲気を和らげることができた」など、自己分析の深さを見せましょう。
- 「なぜ看護学科なのか」「なぜ藍野大学なのか」
- 対策:「多職種連携(シン・メディカル)を1年次から実践的に学べる環境で、患者さんを中心にチームで支える看護師になりたい」というように、藍野大学の教育方針と自身の看護観を結びつけて話せるように準備しておきます。
4. 合格を引き寄せる当日のアドバイス
- 昼休みの30分で「GDの振り返りメモ」を作る午前のGDが終わったら、すぐにノートを開き、「誰がどんな良い発言をしたか」「自分の意見はどう変わったか」「自分の振る舞いの反省点・気づき」を箇条書きで整理してください。午後の面接でその場しのぎにならず、具体的かつ論理的に話せる決定的な差になります。
- 待機時間・昼休みも含めて見られている意識を持つチーム医療を志す場ですので、他の受験生に対する挨拶や礼儀正しさ、配慮も重要です。周囲と適度にコミュニケーションを取り、緊張をほぐしておくと面接にも良い表情で臨めます。








